本来は、1952年から1958年まで生産された自転車補助エンジンキットの愛称でしたが、今では1958年から生産を開始したセミスクータ型のバイクC100型以降のシリーズ名になっています。
競合車種としてヤマハメイトシリーズ、スズキバーディーシリーズなどがありますが、カブはこれらのバイク全般の総称となるほど一般化した名前になっています。つまり、それほど圧倒的なシェアを誇っているということですね。
カブという名前の由来は熊などの猛獣の子供を指す英語の Cub にあり、小排気量ながらパワフルなオートバイであることをアピールして名づけられました。
もちろん、耐久性と経済性にもすぐれ、現在でも日本を始めとして世界各国での生産が続いています。
スーパーカブ・シリーズの生産台数は2008年4月末時点で累計6,000万台を超え、輸送用機器の一シリーズとしては生産数、販売数ともに世界一を誇っています。
歴史的にもT型フォードやビートルに匹敵する貢献を残した日本を代表する二輪車でといえるでしょう。